カレンダー

カテゴリ

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

泰地理事長ブログ~Brotherhood~

明るい豊かな社会の実現のために、私たちと一緒に活動しませんか?

スポンサーサイト

--.--.--/--/--:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ: スポンサー広告
tb: -- |  cm: --
go page top

 

信じられないヤツ(実話)

2010.02.09/Tue/16:06:26

私泰地 孝志は、平成元年3月、普通の人間なら卒業するのに
5年間の月日を要する、国立阿南工業高等専門学校を
見事3年間でマスターし、卒業した!
(それは・・・中退です。前にもこのネタありましたね)


そして、さあどうしようかと思ったのだが、とりあえずクルマの
免許を取り、大阪にある㈱ホンダベルノ近畿という会社に
就職し、泉佐野店という大阪でも田舎の方に配属が決まり
(営業でした)社会人としての人生がスタートした。


今から思えば、家業を手伝う前の修行というカタチであるが
当時はあまり家を継ぐという決意も定まってない状態で
高校時代、遊んで遊んで遊びまくっていた生活から
いきなり、初めての土地、初めての一人暮らし、初めての就職、
おまけに周りには友達も一人もいないし、会社に行っても
年上の人ばかり、今と違って携帯もパソコンもない時代だったから
寂しいことこの上ない状態であった。(最初は部屋に固定電話もエアコンも
なかったなあ・・・)




まあでもそんな生活にもだいぶ慣れ、会社にも慣れ、営業としても
クルマもまずまず売れ出してきたある日のことである。



昼下がりに、店に一組のお客様が来られた。

年のころなら40前後の夫婦である。つまり今の僕と変わらない
年齢であるが、当時19歳の僕にはかなり年上に思えた。



上品な服装で、奥様の方も綺麗な感じである。
プレリュード(懐かしい!)の購入を検討されているということで
僕が商談させていただいた。



まずはアンケートに記入していただく。これはアンケートなどは
どうでも良くて(おい!)本音はお客様の住所氏名を
書いていただくのが本当の目的である。


冷やかしとか、あまり真剣に購入を考えていない人とか
実は他店や他メーカーで買おうと思っている人なんかは
書いてくれない人が多い。

あとで営業が訪問したり、電話したりするのを嫌うからだ。


つまりこの段階で我々売る側もお客様の購入意識を調べているのである。


このお客様は快く記入していただけた。
岸和田市在住と言うことで、店からクルマで15分ぐらいの所に
住んでいる方であった。
奥様のクルマとしてプレリュードを考えているということなので
奥様自身が書いてくれた・・・第一関門クリアーだ!


それから展示している実車を見ていただき、いろいろ説明させていただいた。
お客様からもいろいろ質問される。
ますますこのお客様の本気度が伝わってくる。
(なんか・・・いけそうやな!)




それから、見積りに入る。タイプ、色、オプション、用品 などなど
選んでもらい見積書を作成する。
現在はパソコンで作成できるが、当時は手書き!今から思えば
なかなか大変な作業であったが、当時はなんとも思わなかった。




最初は値引き無しの見積書を作成する。
ここからが本番だ!

条件を伝える。お客様はやはり出来るだけ安く買いたいから
交渉に入る。



この段階が営業としては一番楽しい。

なぜかというと、途方もない条件を押し付けてくる人や
えげつない値切り方をしてくる人はイヤだが
この交渉の中で、値段だけじゃなく店の特色や
あるいは営業としての自分自身を売り込む、
それが営業の醍醐味だと思うのだ。



そしてこれも前述と同じく、値切ってくる交渉してくる
お客様は買う気が充分だからそうしてくるのだ。
つまりこの段階になってくると、ゴールである
成約」というのがもう見えてきているのだ!




この方は旦那さんの方が結構交渉上手で(大阪には多かった)
値切られながらも楽しく商談が進み、最後は店長に最終条件を
出して貰い、二時間ほどの商談で成約まで漕ぎ着ける事ができた。
(やった!)



それからその条件で契約書を作成、サインをしていただく。
捺印も必要なのだが、ほとんどの人は印鑑までは持ってきていない。




その日の夜7時にご自宅に訪問し、契約書と必要書類に印鑑を貰い
申込金をいただくということになった。



いざ近くまで行って、場所が分からないということもあるので
岸和田市の住宅地図を開けて、お客様に教えてもらうことにした。



「えーーとっ・・・ここが○○工務店やから、ここ右に入って
ここやな!地図では畑になってるけど、ここにマンションが
建ってるから!
ちょうどこの前も更地になってるから
ここにクルマ止めて上がってきてくれたらえーよ」


と地図を見ながら僕のクルマを止める場所まで教えていただいた。





当時はバブルの真っ最中。おまけに僕の住んでいた周りは
関空建設前であちこちの田畑にマンションがボコボコ出来ていた。
おまけにドンドン値上がりしていた時期だ。住宅地図がそれに
追いつかない。お客様に教えてもらうのが一番早いのだ。


「分かりました!それでは7時ぐらいにお伺いさせていただきます!
ありがとうございました!!




ご夫婦を見送り、ホッと一息。至極の瞬間である。
良かった良かった!おまけに品の良い方だし
また紹介ももらえるかもしれない!






そんなこんなで仕事を続けているうちに、約束の時間が
近づいてくる。

住宅地図をコピーし、書類一式を準備し店を出発。






約束の7時前に現地に到着!


















すると・・・何も無かったのである!


あのお客様から聞いた場所には、畑が広がっていたのだ!




一瞬、訳が分からなかった・・・。

ひょっとして自分の間違いかと周囲をグルグル廻ってみたが
場所はここに間違いない。



しかし、マンションなどどこにもないのだ。



あわてて契約書に記入してもらった電話番号に電話する。







「おかけになったお電話番号は、現在使われておりません・・・」


例のガイダンスがむなしく電話口に流れるだけであった。





つまり・・・だまされたのだ!






しかしこれは一体何なんだ?




僕及び会社が失ったもの

商談の時間・・・・・・約2時間
コーヒー・・・・・・・2杯
オレンジジュース・・・2杯
往復のガソリン代・・・約10キロ分

そして・・・成約できて嬉しかった気持ち



その夫婦が得たもの

コーヒー 2杯
ジュース 2杯
プレリュードのカタログ





こんな「詐欺」があるのだろうか?


そしてアンケートや契約書に記入するときも
架空の住所や名前をスラスラと書いているのである。




手口は完全にプロ並なのに、得たものはショボイ!



いったいあの夫婦は、なんのためにこんなことをしたのだろうか?





後にも先にも、こんなヤツはいない!


僕の中の「信じられないヤツランキング」第一位のお話でした(涙)




裏切るより裏切られる方がましな  泰地 孝志
スポンサーサイト
tb: 0 |  cm: 1
go page top

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。